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ローレックスのグリニッジ型、なぜ「2代目」になったのでしょうか

前者はシリーズのベースモデルで、時分秒の基本機能のみを備え、後者は24時外周とツーポインタを追加しました。似たようなものにクルーザー仕様があり、「遊一」は双方向回転、「遊二」のリングコマンドは同期カウントダウン機能を備えています。新旧の反復関係ではなく、似たようなデザイン言語に基づいた異なる機能を持つ製品です。グリニッジ型は例外でした。現レプリカ時計在販売されているモデルはすべてグリニッジタイプIIで、シリーズは「2代目」のみで「1代目」はありません。1980年代、90年代には2世代が存在したこともありましたが、今日はその経緯をお話ししたいと思います。


グリニッジ型「元祖」Ref.6542です


ロレックスGMTマスター(Rolex GMT-Master)は、タイムゾーンを横断する腕時計で、1950年代に生まれました。民間航空が普及し、時間帯をまたぐ旅行が一般化したことも、その需要を生み出しました。グリニッジ型腕時計は、もともとロレックスがパンアメリカン航空と組んで、長距離便の乗員用にデザインしたものです。その革新的な意味は、最初に12時進化型の文字盤に24時針を組み込み、1つの腕時計に2つの進化システムを持たせたことにあります。