つまり、過去の未来のイメージです。しかし、過去の人の未来の定義をさかのぼってみると、常に時代のイメージが色濃く残っています。GP芝柏時計のように近年復活したクールなキャスト(Casquette)シリーズです。本作を初めて見た人の第一印象は「sfっぽい」かもしれませんが、独特の外観は主流の腕時計とは対照的。しばらく使ってみると、スマートウォッチとはまた違った「レトロ」な感じがします。これがレトロ未来主義の最高の解釈です
Casquette(1976年の歴史作品)です
原型時計は1976年に誕生しました。当時のスイス製機械式時計は、日本のクォーツ時計に衝撃を受けていました。伝統的な時計メーカーであるGPジッペは、クオーツムーブメントを搭載し、LED(発光ダイオード)ディスプレイを搭載した「カスクエット」という時計を、時代の流れに合わせて積極的にチャレンジしています。そもそも70年代の時計は、アナログ時計のイメージにとどまっていました。「00:00」の形で時間が表示されるクォーツ時計は新鮮です。